はやぶさ2トーク!
- kamext2
- 2018年5月26日
- 読了時間: 2分

東京のTenQにて行われたはやぶさ2に関するスペシャルトーク。
デアゴスティーニの10分の1スケールモデルをまえに、「すげー!よくできてる。細かい。イオンエンジン!かっこいい~」「いくらでも解説できます。」などという会話で始まりました。時折盛り上がりすぎて、司会者の人が言葉いれずらそうにも見えましたね。
自分の子供よりもずっとはやぶさ2に関わってきたと話すJAXAの津田プロジェクトマネージャーは、精巧でぱっと3次元でも分かるこういう模型は即断即決で対応しなければならない現場で役に立つということを仰っていました。もっとも小惑星との位置関係とか向きを確かめるときには手で持てるサイズの模型を使うらしいのですが、左右のアンテナのどっちがどっちだっけとか、うっかりしがちな所を確かめるのにはこういう大きめな模型だとすぐ分かるみたいです。
はやぶさ2は今のところイオンエンジンを始めとした各機器に異常はなく、小惑星リュウグウとのずれを見ながら微修正のコマンドを
送っているところらしいです。はやぶさ2は来週イオンエンジンの最終噴射を行う予定で、早ければ6月下旬にも着くそう。
リュウグウは推定では有機物や水にかかわる物質を含んだ黒っぽくて丸っこい小惑星ということになっていますが、「本当に正確かなー」と思う所もあるそうです。「みなさんとともに第一発見者となりたい。」というメッセージでしめくくっていました。
個人的に印象に残っていたのは、津田さんみたいな大人になりたい子供たちに一言下さいという質問に対して、「目的があったからというわけではなく楽しいから(この仕事を)やっていた。」という答え方をしていたところです。誰も見てないものを調べること自身夢があって、それがずっと楽しい。はやぶさ2は分身みたいなものだと。好奇心の数が重要で、面白いと思ったものをどんどんつきつめていけば、それが大人になったときの糧になるという話もされてました。調べるだけではなく、手を動かしていくことがとても大事なんだそうですね。津田さんを見ていてなんだか思うのは、はやぶさ2のことを非常に楽しそうに話しているなあ、ということ。本当に言葉通り楽しいからやっているんだと思います。
いよいよリュウグウまであと少し。ワクワクする気持ちが止まりません!ああ、少しは減速しないと通り過ぎちゃいそう!

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