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はやぶさの日(6/13)


はやぶさが無かったら今の自分はいなかった…。ロケットを見に行くこともなかったし、宇宙に興味なんて持たなかったかもしれない。はやぶさは、自分にも夢を持ってきてくれたのだ。

はい、涙もろい亀です。写真の本ははやぶさの帰還した年になった2010年に読んでいた本、「小惑星探査機はやぶさの大冒険」(山

根一眞著)です。左下のサインははやぶさのプラネタリウムを見に行った時にJAXAの関係者の方からもらったサインですね。

この本には、はやぶさのプロジェクトマネージャーの川口さんの文“「はやぶさ」、そうまでして君は。”が載っています。その中にこのような文言が含まれています。

(以下、一部抜粋)

 

「はやぶさ」が切り離すカプセルは、「はやぶさ」自身の後継機への「たまご」となると考えるべきなのだろう。「はやぶさ」自身もそれを望んでいるのだ。

 

はやぶさが無かったら、はやぶさ2は無かった。技術的なもの、人材育成的なもの。この流れが今あるのははやぶさが新境地を開拓して、はやぶさ2が次の目的地へむかっているからこそ続いているものです。「継続は力なり」という言葉どおりですね。

そして、これは宇宙が好きな人にも多大な影響を与えています。今でもニコニコ動画のはやぶさ関連の動画には、この日になると「帰還8周年!」とかいうコメントが書かれていますし、この日を記念日として意識している方もいるんだなあ、と分かります。

個人的な話をすると、はやぶさの帰還日は自分にとっても大事な日です。あの日が無かったら、どうなっていたんだろうなあ、とちょっと思います。はやぶさが光の粒となって大気に消えていくあの動画を見て、色々変わってしまいました。普段でしたら、それは一時的なブームで終わってしまうのですが、それは8年たった今でも続いています。そう、いつの間にかそれだけの時間がたってしまったんです。今は、リュウグウまであと1000kmまで近づいているはやぶさ2を追いかけています。まあ、はやぶさとはやぶさ2は、科学者でも技術者でもない一般人の自分にも、好きだ!と言える物を運んできてくれたわけです。

科学上の成果や、なにかしら利益となるものを得ることももちろん重要です。ですが、それだけでは測れない大事なものもある。

そのことを忘れないでほしいですね。


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